「ああっお内裏さまっ」〜桃の花、ひらくころ〜

祐俊・お内裏様パロ

※ひなまつりアバターに滾りすぎた結果、たいへんひどいパロになりましたので、心の広い方だけお読み下さい。さらっとお読み下さい。

※アニメワンクール分、12話分のあらすじ的なやつです。妄想は補完してください、意味が分からないところは聞いてくれたら恥じらいながら解説します。

♥ep1 お稚児の頃から

01

同じ年に第一皇子、第二皇子として誕生した俊介と祐。
幼い頃から、皇位継承を巡って対立する派閥の中で育った2人だが、同じ年で同じ境遇。
気軽に遊べる仲ではないが、互いに意識しないはずがなかった。
ある日、禁中の顔合わせの場で祐が俊介に耳打ちする。
「お前、字が綺麗って聞いたけどマジ?」
手習いの先生は「字が汚い」と祐を厳しく叱りつけるのだという。
祐に懇願され、俊介は暇を見て字を教えるようになる。
それから暇を見つけては、共に遊び共に語り、喧嘩もできる仲になった。

♥ep2 桃の花、ひらくころ

02

二人揃って15歳で元服を迎えた。
一通り儀式を済ませた数日後、突然祐が部屋に転がり込んできた。
みそぎを済ませ、縁談を持ち掛けられたのだと言う。「どうして好きでもない相手と結婚しなければならないのか。」
それが務めだと分かりながらなぜ今更文句を零すのか、俊介には理解できなかった。
祐の胸には、いつしか俊介への想いが芽生えていた。
みそぎの後、「男同士でする時はどうするのか」と女官に問うと、おやもう男色に興味がおありですか。精のお強いことで…と笑われた。
元服し、より鮮明に自分の想いを自覚する。この日から祐の心中は穏やかでなかった。

♥ep3 右近の橘 赤色の君

03

回想、俊介の生い立ち。
真面目な性格の俊介は、第一皇子として、子供ながら禁中でも一目置かれる存在だった。
皇位継承に固執する訳ではないが、生まれながらに期待を背負い、日々その自覚を新たにする。
蹴鞠が得意で真面目な性格だが、心を開いた相手には甘えた一面を見せる。
母親以外の他人には容易に心を開かないが、同い年の祐は特別。
ふざけて笑い合うことも、傲慢に接することも、本気で喧嘩をすることもできた。

♥ep4 左近の桜 桃色の君

04

その明るい性格で、幼い頃から第一皇子派閥、第二皇子派閥の対立を和ませてきた。
物心ついた頃から第二皇子という立場を嫌っていた。
周囲の視線が語るように、自分が皇位に適格ではないこと、また第一皇子に有事があった際に即位する役回りだということ。
俊介に有事などあってはならない。俊介が即位し、それを自分が支える。ずっと、一番側でー…
それが祐の願いだった。

♥ep5 俺の菱餅は貴方の物

05

務めだから結婚するのが当然だと言う俊介に、祐は抗議を続けていた。
「じゃあお前は好きでもない相手と結婚するの?」
俊介にはまだ縁談がないことを知りながら問いかける。
「する」と簡単に切り返され、抗議を重ねようとした矢先「好きという感情がわからない」という返事に祐は戸惑う。
恋文を書いたことも、歌を詠んだこともないらしい。
「お前はどうなんだ」と問われ、祐は躊躇いもなく打ち明ける。
自分の部屋には、届けはしない、想いを詠んだ恋文が既に菱餅のように積み上がっているのだ。
「俊介に恋してる」
想いを告白し口づけをした。

♥ ep6 貴方の頬を濡らすのは夜露か雛あられ

06

受け入れもせず拒みもしない俊介の態度に、祐の心は乱れた。
俊介の心中は複雑だった。
当然、容易に受け入れることはできない。しかし拒めば祐との関係が揺らぐ。
それは友人を失う辛さだけでなく、内裏の人間関係に支障を来す懸念もあった。
たまりかね俊介の御帳に夜這う祐。
それほどまでに自分を欲する恋心というものがわからぬまま、劣等感すら抱く俊介。
心が欲しいと懇願され、「恋心を知りたい」と白い腕に身を任せてしまう。初めての夜だった。

♥ep7 御所車は秘密がいっぱい

07

自分の皇位継承のため、第一皇子である俊介を暗殺する計画を耳にした祐。
誰を信じ頼れば良いかわからなくなった祐は御所車での暗殺計画を盗み見し、俊介を守るため共に御所車に乗り込む。
第二皇子が側にいる以上、計画遂行は中止されるのだった。
御所車の行き着く先は禁中顔合わせの場。天皇接見の場で、祐は自身の皇位継承権を捨てること、暗殺計画の全貌を申し立てる。
二人に平和が訪れる。未だ恋心は分からぬが、祐の愛に気付く俊介だった。

♥ep8 右大臣の横恋慕

08

兼ねてから二人の兄のような存在であった右大臣は、先日の一件で二人の関係を察した。
そのような関係でありながら祐が浮かない顔をしていると問いただすと、「実は片思いかもしれない」と苦悩を打ち明けられる。
恋心を知らぬ俊介に、好きだと言わせたいと言う。
「当て馬が必要かもしれないな」という右大臣の提案で、一夜限り三人で褥を共にする。
自らへの恥辱は全て受け入れた俊介であったが、右大臣は祐の体へも手を伸ばす。
「やめろ!」俊介は咄嗟に声を荒げ、祐を自分の元へ抱きよせる。すぐに我に帰り謝罪するが、右大臣は笑っていた。
「独占欲は恋心だ」
祐を誰にも取られたくない。それが恋心なのだとしたら、俊介は確かに恋心を知っていたのだ。

♥ep9 立纓を脱がさないで

09

俊介は皇位継承のための準備をすすめ、公務でも一目置かれるようになる。そんな俊介を祐も誇らしく思っていた。
そんなある日、祐に「西国行き」の勅令が出される。紛争の多い西国へ皇子を送ることで平定を期待するという旨だった。
祐は抵抗した。職務遂行に異論はない。しかし、折角想いが通じ合ったばかりの俊介と離れがたいのだ。
その夜、褥で俊介に迫る。自分の身分を剥奪して妾として囲えばいい。
当然、俊介は頑としてそれを受け入れず、悲しい素振りも見せなかった。
勅命だからか、それにしても冷たいことだ。

♥ep10 白酒のせいにして

10

俊介の気持ちがわからぬまま、西国行きまであと5日。残り5日は毎晩側にいたいというわがままを呑んでもらった。
しかし、日が近づいても俊介は悲しい素振りを見せない。
最後の一日を残し、祐は「明日は来ない」と言い残す。最後の日まで平気な顔を見せられては、心を穏やかに保てなくなるからだ。
心は内裏に置いて、一人西国へ行くしかない。
最後の一日。祐は右大臣とすれ違う。
「明日で別れるのに、名残を惜しまなくていいのか?」と問われ、目を伏せる。当然名残惜しいが、平静を保つためにはこうするしかない。
「お前の西国行きを提案したのは俊介だ」西国の平定を任せられるのは人心掌握力のある祐しかいないと口火を切ったのは俊介だった。お国平定のため恋人との別れも惜しまぬと、皆心中で賛辞を送った。
発案者である俊介が今更引き止められるはずもない。右大臣もその苦しい心中を察するに余りあった。
その頃俊介は、縁側でひとり庭を眺める。珍しく酒を嗜んでいた。
祐の遠征支度が整った。祐はもう、心を捨ててしまっただろうか。その方がいいかもしれない。

♥ep11 祝福のぼんぼり

11

「しゅ…俊介!!」
息も絶え絶えに転がり込んできたのは、当の想い人。
右大臣から知らされた真実、心を置いていこうとしたこと、愛していること。涙交じりに一口に話すその姿に、愛しさをこれ以上隠すことはできない。
最後の夜は今までで一番深く愛し合った。今生の別れではないこと。文を送ること。暇を見つけたらすぐに会いに行くこと。平定が終われば京に戻ること。心は常に隣にあること。確かめ合うように優しく激しく絡み合った。
ぼんぼりの灯りが揺らめく下で、今までは「綺麗な肌にそんなことはできない」と遠慮していた所有の証を、大きく、くっきりと、内腿と鎖骨の下に残した。二人で同じ場所に。
「西国へ着くまで消えないよう」俊介が小さく呟いた。

♥ep12 オレとお前で内裏雛

12

本当の心を通わせた2人。
目がさめると見慣れぬ部屋、しかし懐かしい部屋…そこは2人きりの空間。
赤色のお内裏様、桃色のお内裏様
ふたつ並んでにこにこと笑っているのだった。
「しゅしゅ、俺たちずっと一緒だね!」